ワンリーズが近畿リーグ昇格 バスケ入替戦
男子バスケットボールの近畿地域リーグと和歌山県社会人オープンリーグの入れ替え戦が18日、大阪府岸和田市の総合体育館で行われた。和歌山対決となった一戦は、ONELYSwakayama(ワンリーズ和歌山)が和歌山トライアンズを110―77で下し、近畿地域リーグへの昇格を決めた。
県社会人リーグを全勝優勝したワンリーズと近畿地域リーグ8位のトライアンズが対戦。序盤、トライアンズは、前からの積極的なディフェンスが効果的だった。果敢にリバウンドを奪ってカウンターを決め、一時はリードする展開に。対するワンリーズは2㍍6㌢の山本浩太選手を中心にゴール下を支配した。両チームが一進一退の攻防を見せた第1クオーターは、ワンリーズが26―20とリードした。
第2クオーターでワンリーズは、大戸一輝選手、岡本将大選手、跡部遥規選手が3ポイントシュートを決めるなど果敢に攻めた。トライアンズは高木智也選手と中岡佑太選手を中心にスピードのある攻撃を展開。ディアラ・イソフ選手が高さを生かし、7得点を奪うなど食らい付くも、55―42とワンリーズが点差を広げた。
後半もワンリーズが優位に試合を進めた。第3クオーターでは久保田和貴選手が8得点、藤本翔己選手が7得点と活躍。第4クオーターでは大戸選手が2本の3ポイントシュートを決めるなど、ワンリーズは第3、4クオーターでそれぞれ10点差をつけ、最終的に33点差でトライアンズを破った。
ワンリーズの上田頼飛球団代表兼監督(42)は、「観客も多く、いろんな人を楽しませることができた」と笑顔。「(近畿地域リーグでは)近畿のシンボル、和歌山の誇りとなれるように優勝を目指して頑張りたい」と意気込んだ。
山本選手(26)は「昇格できて率直にめちゃくちゃうれしい。ダンクを2本決めてチームを勢いづけることができた」と振り返った。
トライアンズの永広敏之代表理事(53)は、「勝利に向けてみんなの意識を改革し、1年で近畿地域リーグに戻れるように励む」と話した。