学びの成果を発表 市民大学作品展

和歌山市民大学で学んだ受講生が、1年間の成果を発表する作品展が14日、同市七番丁の和歌山城ホールで始まった。16日まで。

会場には日本画、書道、俳句、フラワー、ペン習字、水墨画、写真、川柳の9教室で学んだ30~80代の生徒121人の力作が並ぶ。

写真教室の西野公子さん(80)は、夕日が沈む紀の川の土手でたこ揚げをしている子どもを撮影。「築港の花火大会に行く途中で見かけて撮った。いつもかばんにカメラを入れ、ときめいた瞬間を逃さないようにしている」と話し、講師に褒めてもらった自信の一枚だとにっこり。

俳句教室は、季節と自分の気持ちを重ねた12人の句を発表。櫻井なほみさんは「シベリアを知る父黙す終戦日」と思いを込めて詠んでいる。

午前10時から午後4時まで。16日は午前10時半から大ホールで卒業式と舞台発表が行われる。民踊、コーラス、マジック、大正琴、詩吟、手話、太極拳の149人が出演する。問い合わせはあいあいセンター「市民大学」係(℡073・431・5246)。

 

力作が並ぶ会場