一列登校で交通安全 中貴志小の児童に感謝状

児童がきれいに一列になって登校し、 地域の交通安全の意識を高めているとして、 岩出署は29日、 紀の川市貴志川町上野山の市立中貴志小学校 (中本雅彦校長、 413人) の3~6年の児童8人に感謝状を贈った。 秋の全国交通安全運動 (21~30日) の一環で、 同署が交通ルールを守っている児童に感謝状を贈るのは初めて。

8人は集団登校グループ 「神戸1C北第3班」 のメンバー。 毎日午前7時20分に地区の公園に集合し、 小学校までの約1㌔を右側通行を守り、 話もせずに登校している。 大人に指導を受けているのではなく、 子どもたちがルールを受け継ぎながら継続しているという。 登校を見守るスクールサポーターの間で評判になっていた。

この日は同校体育館で贈呈式が行われ、8人は全校児童が見守る中、舞台に上がり賞状を受け取った。小西署長は「これからも先輩からの教えを後輩に引き継ぎ、交通安全に心掛けてください」と声を掛けた。1年生の時から一列登校を続けてきたという6年生の上北さくらさん(11)は「感謝状をもらいうれしいです。これからも交通安全に努めます」とにっこり。

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