講座生の根来塗を展示 岩出市民俗資料館
和歌山県郷土伝統工芸品「根来寺根来塗」を学ぶ講座の受講生による作品が4月15日まで、岩出市根来の市民俗資料館で展示されている。
講座は、市教育委員会が主催。室町時代の技法を復興した池ノ上辰山(しんざん)さん(64)が主に指導している。展示は講座の開講以来、約30年にわたり毎年開催。今回は一般講座生約60人と上級講座生約10人の計約600点が並ぶ。
31日、4月7日午前10時~11時と午後1時~2時には、赤の漆を塗る上塗りの体験会も開かれる。参加無料。定員は各回ともに当日の先着順に5人。池ノ上さんや直弟子が指導する。
期間中の水・土曜日午後1時半~3時半には、同館1階の工房で上級講座生が制作を実演する。観覧無料。
池ノ上さんは「本物の根来塗の完璧でない手作りの良さを見に来てほしい」と呼びかけている。
午前9時から午後5時まで。4月9日は休館。
講座では4月4日まで、2024年度受講生の申し込みを受け付けている。同市民が対象。申し込み多数の場合は抽選。講座は原則、水・土曜日の週2回。受講期間は3年。
受講希望者は同館で直接申し込む。または郵便はがきに住所、名前(ふりがな)、電話番号を記載して同館に郵送(〒649―6202、岩出市根来2306番地の1)。電話では受け付けない。
展示、申し込みに関する問い合わせは同館(℡0736・63・1499)。