人としても成長を リハビリ専門職大入学式
和歌山市湊本町の和歌山リハビリテーション専門職大学(寺下俊雄学長)は5日、同市七番丁の和歌山城ホールで入学式を行い、4期生39人が医療人を目指して一歩を踏み出した。
同大学は、理学療法士や作業療法士を育成する県内初の医療系専門職大学として、2021年4月に開学。ことしは理学療法学専攻24人と作業療法学専攻15人が入学した。
入学式で寺下学長は「全ての人がいつまでも輝いて、住み慣れたまちで生き生きとして生きていくことをサポートする大学」と紹介。大学では友達づくりや自分の頭で考えることなどが重要と伝え、「4年間、一緒に頑張りましょう」と呼びかけた。
新入生を代表し、理学療法学専攻の山﨑泰壱(たいち)さん(18)は、「多くの講義や実務実習などを通して幅広い知識を身に付け、勉学だけに限らず、一人の人間としても日々成長できるように精進していく」と宣誓した。
人に貢献できる職に就きたいとの思いで入学したという松田愛さんは「心が沈んでいるような人を少しでも助けられるような作業療法士になりたい」と意気込んでいた。