アユ漁の解禁前に 紀ノ川漁協が稚魚放流

5月18日に和歌山県紀の川の本流・支流でアユ漁が解禁されるのを前に、紀ノ川漁業協同組合(川口恭弘組合長)は11日、紀の川市荒見の竜門橋南側の河原など2市2町で、稚アユ計約800㌔(約8万匹)を放流した。

稚アユは1匹当たり8~10㌘程度。組合が1月中旬から育ててきた。竜門橋南側の河原では約300㌔を放ち、橋本市、かつらぎ町、九度山町でも放流した。

稚アユはトラックのいけすからホースを通って勢いよく川へ飛び出し、ピチピチと水面を跳ね、川の流れに身を任せるように泳いでいった。

組合では6月末までに、計約3㌧の放流を予定。放たれたアユは9月下旬ごろには、大きいもので約300㌘まで成長するという。

川口組合長(71)は「ことしもアユ釣りを楽しんでもらえるように、引き続き放流して努力していく」と話していた。

 

稚アユを放つ川口組合長