訪問介護の功労者表彰 県協議会が総会で
和歌山県訪問介護事業所協議会(島由佳子会長)は21日、2024年度総会を和歌山市の和歌山ビッグ愛で開き、永年勤続功労者への表彰、事業計画や予算案の承認などを行った。
同協議会は2004年に発足し、現在の会員は95事業所。事業所同士や関係機関との連携を図り、介護従事者の資質向上や地域福祉の増進などを目的に活動している。
島会長はあいさつで、本年度の介護報酬改定で政府が訪問介護の基本報酬を引き下げたことなど、厳しい現状にふれた上で、県協議会として全国の事業者とも連携しながら、より良い訪問介護事業の推進に努力していく思いを話した。
表彰では、訪問介護員や介護福祉士などとして勤続10年以上の職員20人に島会長が表彰状と記念品を贈呈。受賞者を代表し、勤続24年の中尾洋子さん(由良町社会福祉協議会)は「常に利用者の側に立って考え、一人ひとり寄り添えるヘルパーをモットーに、これからも受賞を励みに頑張りたい」と話した。
議事では23年度の事業報告と決算、24年度の事業計画と予算が承認された。その後、県、和歌山市の担当者を講師に迎え、介護報酬の改定や運営指導の変更点などについての講義があった。表彰されたのは次の皆さん。
【永年勤続功労者】種治知子(喜成会ホームヘルプサービス)▽久保京(同)▽岸田美佐(ヘルパーステーションカーム)▽池田直美(同)▽竹中裕子(ヘルパーステーションハートフル)▽吉田佐千衣(ユア訪問介護サービス)▽中西真希(ホームヘルプサービス山口葵園)▽原絹子(ヘルパーステーションホース)▽土岐佳洋(紀の川市社会福祉協議会介護サービス事業所)▽新増ゆかり(同)▽中尾洋子(由良町社会福祉協議会)▽荒木ちず子(同)▽道美保子(印南町社会福祉協議会)▽脇谷知恵子(同)▽山本道子(サンライズケア広川)▽垣内澄子(ヘルパーステーションゆあさ)▽船川美和子(ケアセンターひまわり)▽中井美須子(同)▽廣畑あやか(串本町社会福祉協議会)▽坂本佳子(同)