「ふじと台」のみ横ばい 県内基準地価
県は20日、 土地売買の参考となる県内の基準地価(7月1日現在)を発表した。 県全体では住宅地が21年連続、 商業地が20年連続下落。 上昇地点は3年連続なかったが、 和歌山市北部の大規模住宅開発地「ふじと台」の1地点のみ横ばいだった。
県全体の林地を除く全用途(266地点)の対前年平均変動率はマイナス5・2%で、昨年(マイナス4・7%)に比べ下落率が拡大した。 住宅地はマイナス4・9%(昨年マイナス4・5%)となり、 昭和50年と同率で過去最高の下落率。 商業地もマイナス6・1%(同マイナス5・4%)と下落率が拡大した。
住宅地の平均価格は1平方㍍当たり3万9300円とピーク時(平成2年)の半額以下。 商業地は同8万7800円とピーク時(同2、3年)の5分の1強となり、 昭和49年以降最低価格となった。
住宅地の価格水準上位地点の1位は 「和歌山市吹上4―2―31」 で1平方㍍当たり17万1000円(変動率マイナス1・2%)、商業地の1位は 「和歌山市友田5丁目50番地」 で同47万7000円(同マイナス4・6%)だった。