北高西校舎で一部開校 来春新設の支援学校
新設の支援学校が来年春、 県立和歌山北高校と和歌山西高校の統合校となる 「和歌山北高校」 の西校舎(現西高校舎)で一部開校する。 県は開会中の県議会定例会に 「県立和歌山さくら支援学校」 の新設に伴う県条例の改正案を提案しており、 可決されれば学校名が決定する。 西下博通教育長が21日の本会議で服部一議員(自民)の一般質問に答えた。
県教委学校指導課によると、 平成11年に開校した県立紀伊コスモス支援学校 (和歌山市弘西) で年々児童生徒が増え、 教室数が足らない状況だったため、 支援学校を新設することとなった。
新設の支援学校は、 現西高校の校舎の一部を改修し、 来年春に部分的に開校。 統合校の和歌山北高校の生徒と支援学校の児童生徒が一つの校舎で授業を受ける。 また、 同校の敷地内に新しい校舎を建設し、 26年春に全面的に開校する予定。 新しい校舎と、 部分開校する校舎とは渡り廊下でつなぐ計画という。
新設校に入校するのは、 紀伊コスモス支援学校に通う鳴滝川以西に住む児童生徒と、 同校園部分校の児童生徒。 来年春には、 同校高等部の現1・2年生と、 園部分校の現中等部3年生、 その他、 校区内の現在中学3年生で入学を希望する生徒の合わせて約50人が入校する予定。
26年の全面開校の際、 園部分校から全児童生徒が移り、 園部分校は閉校となる。 新設校は130人ほど受け入れる予定という。