ことしも幻想的に 鞆渕地区でホタル見頃
紀北でも有数のホタル観賞スポット、紀の川市の鞆渕地区では幻想的な光が見頃のピークを迎えている。
昨年6月、県内を襲った大雨は同地区でも真国川を氾濫させ、大きな被害をもたらした。ホタルの餌になるカワニナなども多くが押し流されてしまった。
「ことしのホタルは厳しいのでは」と心配する声も聞かれたが、水害から1年がたったホタルの里には、再び乱舞が帰ってきた。
清流に沿って何十もの光の明滅が目に映る。平年より訪れる人は少ないものの、ゆったりと癒やしの光景を楽しむ姿がみられる。
地域住民によると、同地区の見頃は今週末頃まで。美しい山里が、静かににぎわう。