アニキーズ14優勝 海草ドッジボール交流大会
和歌山県の海南市と紀美野町の小学生がドッジボールで親睦を深める海草地方子ども会連絡会(坂口博会長)の交流スポーツ大会が、紀美野町野中の農村総合センター体育室で開かれた。決勝は「アニキーズ14」と「サいキょんズ」の同町チーム対決となり、2―1でアニキーズ14が優勝した。3位は東海南ホーネット。上位3チームは8月24日に白浜町で開かれる県地域子ども集団親睦交流スポーツ大会に出場する。
子ども会や子どもクラブなどで練習する小学生で構成される6チーム(同市2チーム、同町4チーム)が参加した。
競技は、小学生の男女混合の8人、1ゲーム5分で行い、ソフトバレーボール(小)を使用。試合は予選リーグと決勝トーナメント方式で行った。
同市からは「東海南ホーネット」「東海南ヴェスパ」同町から「アニキーズ14」「金のダチョウ」「サいキょんズ」「全力チーム」が参加した。
試合では、投げることや逃げることが得意な子など、それぞれの個性を生かし、スピードの速いパス回しを展開。相手の動きを翻弄(ほんろう)させ追い込んでアウトを取り、チーム一丸で取り組んだ。
決勝は、1セット5分の3セットマッチで実施。2ゲーム先取で優勝を決めた。ゲームカウント1―1で迎えた第3ゲームでは、大の字に大きくジャンプしてボールをかわしたり、体に当たり大きく跳ね飛んだボールをキャッチしようと追いかけ、ダイビングキャッチを試みるも届かずアウトになってしまうなど、懸命な姿が見られた。
ボールを受け止めたりアウトを取ったりすると、観客やチームから歓声が上がり、応援にも熱が入っていた。
優勝したアニキーズ14のキャプテン森木香湖さん(11)は、1ゲーム取られた時は、最後まで諦めない思いで気持ちを切り替えたといい「いつも一緒に練習しているチームで戦えて良かった。県大会は上位に入れるようにみんなで協力したい」と笑顔だった。
監督の清水幹雄さんは「チームワークで勝てた。上位を狙えるチームなので、ファウルなどに気を付けて練習を重ねて県大会に挑みたい」と話した。