味村シェフ監修ジビエ丼 県猟友会女性部が販売

料理を試作する味村シェフ㊨と溝部部長
料理を試作する味村シェフ㊨と溝部部長

和歌山城の北堀で5日、テレビ東京系列の「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」の撮影が行われるにあたり、その応援企画として西の丸広場で飲食ブースや雑貨ブース約15店が並ぶマルシェが開かれる。女性狩猟者96人が所属する県猟友会女性部も出店。イノシシ肉の丼を販売し、ジビエの魅力を発信する。【写真は県猟友会女性部提供】

ダイダイが隠し味のジビエ丼
ダイダイが隠し味のジビエ丼

同会では、やっかいものとして扱われる農林業の食害や人などに被害を及ぼす有害鳥獣を、すてきにおいしく食べる方法を知ろうと、勉強会などを開いている。

今回は2021年度「卓越した技能者(現代の名工)」の厚生労働大臣表彰など数々の賞に輝く、和歌山市片岡町のフランス料理店「JOY味村」のオーナーシェフ味村正弘さんに協力を依頼。同会の溝部名緒子部長と試作を重ね、最高の味を作り上げた。

ジビエ丼は和歌山産の食材にこだわり、さっぱりとした甘さが特長の香酸柑橘のダイダイを隠し味に使っている。デザートには、口に入れるととろける新食感スイーツのバナナメレンゲを開発し、ともに販売する。

溝部部長は「ジビエのおいしさを新発見してください」と呼びかけている。

ジビエ丼は900円。午前10時から午後6時まで。詳細は主催のクリスタルWaveのホームページで確認を。