中山さん3年連続知事賞 熊野牛子牛共進会

和歌山県特産の高級和牛「熊野牛」の生産技術向上などを目的に開催している2024年度熊野牛子牛共進会で、紀の川市の中山庄司さんが生産した「神姫(かみひめ)」号が去勢牛の部で最優秀賞(県知事賞)に選ばれた。中山さんは3年連続で県知事賞を受賞したのに加え、雌牛の部でも「あやたか」号が最優秀賞(公益社団法人全国和牛登録協会会長賞)となり、2冠に輝いた。

共進会は熊野牛産地化推進協議会が主催し、本年度は24日、田辺市秋津町の県熊野牛子牛市場で開催。去勢牛の部に23頭、雌牛の部に20頭の出品があり、体高、体長、胸囲などの測定値と被毛の質、体のバランスなどを総合的に評価した。

その他の入賞者は次の通り。

【去勢牛の部】優秀賞二席(県農業共済組合長賞)=雪平(ゆきひら)号(楠本哲嗣、かつらぎ町)▽優秀賞三席(県家畜改良協会会長賞)=苺(いちご)号(阪口義弘、御坊市)

【雌牛の部】優秀賞二席(県農業協同組合連合会理事長賞)=みっくみく号(飼原悠希、かつらぎ町)▽優秀賞三席(公益社団法人畜産協会わかやま会長賞)=はぁと号(楠本哲嗣、かつらぎ町)