小西氏が出馬取りやめ 衆院新2区は3人が準備

次期衆院選の新和歌山2区に無所属で立候補を予定していた元兵庫県議の小西彦治氏は28日、出馬を取りやめると表明した。

小西氏は当初、自民党の裏金問題を全国的に有権者に意識してもらえる選挙区として和歌山2区を選んだと説明し、自民、共産以外の候補者が立候補する場合は自身の出馬を取りやめる可能性を示唆していた。

新2区には共産新人で前和歌山県議の楠本文郎氏、自民新人で二階俊博元幹事長の三男、二階伸康氏が立候補を予定し、19日には無所属新人で政治団体代表の本間奈々氏も出馬を表明。小西氏は、本間氏の出馬や立憲民主の野田佳彦代表が裏金問題に関わった議員の選挙区に積極的に候補を擁立する考えを示したことなどから、「私がこのまま出馬を進めたとしても、何ら良い結果を生む可能性は極めて低いと判断した」と説明している。