命に寄り添う決意新た 高等看護学校で宣誓式

ナイチンゲール像からローソクの火を移す1年生
ナイチンゲール像からローソクの火を移す1年生

和歌山県紀の川市西野山の県立高等看護学院で4日、看護宣誓式があり、1年生50人が看護の道を志す決意を新たにした。

4月に入学した18歳から30代前半までの学生が出席。照明を消した体育館で点火の儀があり、1人ずつ舞台上でナイチンゲール像の持つローソクから自身のローソクへ火を移した。儀が終わると全員で「私たちは誓います。この仲間と共に看護の道を迷うことなく歩んでいくことを」などと宣誓し、ナイチンゲール讃歌を斉唱した。

中尾ひろみ学院長は「どんどん優しく、かしこく、愛して、前を向いて成長することを願っている」とあいさつ。

在校生を代表し、3年生の土井萌香さん(20)は「困難に直面した際には一人ではないことを忘れないで」と伝え、「ここで誓った言葉を胸に刻み、将来社会に貢献できる看護師になれるよう共に頑張りましょう」と呼びかけた。

1年生の畠中衣月さん(18)は「患者と家族の心に寄り添える看護師になるため、難しい授業も多いが実践的に学んでいきたい」と意気込んだ。