七五三を祝福 キワニスクラブが着付け支援
子どもたちに七五三の思い出をつくってもらおうと、奉仕活動を行う和歌山キワニスクラブ(西口伸会長)は28日、和歌山市内の児童養護施設の5人に七五三の着付け支援を行った。
今回で6度目の取り組み。着付けは、同市六十谷の美容室「ヘアーアンジェリック」の協力を得て、同所で実施。同美容室のオーナー・井内紀子さんと、田辺市で美容室を経営する井内さんの妹・千影さんがサポート。千影さんはヘアセットを、紀子さんが着付けを担当した。
参加したのは、児童養護施設こばと学園と虎伏学園で七五三を迎える5歳の男の子2人と、6歳の女の子3人。
子どもたちは、赤や青、緑などの着物の中から好みの色を選んだ。着付けの最中は、井内さんが何度も「苦しくない?大丈夫?」と優しく声をかけて着付け。千影さんは、子どもたちのヘアセットを丁寧に手際よく仕上げていった。女の子のヘアアレンジでは、髪をカールするなどしてセットし、最後に髪飾りをつけた。
晴れ着に身を包んだ子どもたちは「かわいいね」、「かっこいいね」と声をかけられると笑顔になり、同クラブのメンバーから千歳飴を受け取った。
参加した男の子(5)は「ちょっと恥ずかしい」と照れた様子で、女の子(6)は「かわいいの着られてうれしい」と笑顔だった。
井内さんは「子どもたちは、去年の七五三で着付けをしたお友達を見て、『来年は私の番、着物を着たいな』と楽しみに待っていてくれたと聞きました。今回、その子たちに着付けをすることができて良かったです」と話していた。
同クラブの青少年教育委員長の前川一平さんは「楽しみに待っていてくれる子もいて、活動を継続してきて良かったです。子どもたちの笑顔がうれしい」と話していた。