幻想的なステージで魅了 マジックフェス

驚きと感動のマジックを披露
驚きと感動のマジックを披露

和歌山マジシャンズクラブ(森教二会長)の発表会「第24回マジックフェスティバル」が17日、和歌山市の和歌山城ホール大ホールで開かれ、観客は驚きと夢にあふれるステージを楽しんだ。

市民文化まつりの一環として毎年開催している同フェスティバル。今回はクラブ会員や、市民大学マジック教室の受講、子どもマジック体験教室の参加者を含め、7歳から91歳の21人が出演。華やかにドレスアップして登場した出演者は、カップやボール、ステッキ、トランプなど多彩な道具を使って日本古来の古典奇術や洋物奇術を織り交ぜ、不思議さとユーモアのあるマジックを見せた。

堀本美恵子さん(79)は着ているドレスが瞬時に変わる不思議な早着替えマジックを披露。チョウの柄のドレスが一瞬で緑、オレンジ、赤に変身。

森会長(82)は、舞台いっぱいに色とりどりの傘が開く色鮮やかなイリュージョン、指導者の岩橋延直さん(91)が、帽子の中から時計やかばん、ハトを次々に出すと会場は大きな歓声と拍手に包まれた。

岩橋さんは「高齢化が進み、全国でもマジックの会はだんだんと少なくなってきた。関西では和歌山が唯一の大きな会。会場の皆さんの温かい拍手で舞台を盛り上げてくれたことに感謝」とあいさつ。

森会長は「9月から練習を続けてきた成果が出せた。きょうのステージを見てたくさんの人がマジックの楽しさを知り、会員になってもらえるとうれしい」と話していた。