2年ぶり県新人大会V 和商卓球部男子が近畿へ
和歌山県立和歌山商業高校卓球部の男子は、白浜町立総合体育館で開かれた県新人大会の学校対抗で2年ぶりの優勝を果たした。2005年以来の全国出場を懸け、練習で培った個々の粘りを武器に県王者として近畿大会へ乗り込む。
筒井集監督(35)は選手たちを「練習に一生懸命で手を抜かない。卓球が好きで、真面目にこつこつと練習する」と評価。清水佑真主将(16)は「それぞれの選手が個々の目標に向かって練習できているので気の緩みは少ない」と話す。試合中の集中力も高く、簡単に諦めない個々の粘りや緊張する場面で積極的に攻撃できる選手が多いことも大きな強みだ。
清水主将は「練習量は県内では負けていない」と言い、平日で3時間以上、土、日曜日で8時間程度の練習に加え、各自が自主練習に多く励んでいる。
決勝では強豪の和歌山工業に3―2で競り勝ち、23チームによるトーナメントを制した。清水主将は「みんなで優勝を勝ち取れてうれしかった。和商も負けていないと示せた」と胸を張る。
近畿大会は23~25日、大阪府堺市の大浜だいしんアリーナであり、2府4県の各8校に開催地1校を加えた49校がトーナメント形式で争う。和歌山商業は2016年以降、全ての近畿大会に出場しているものの、全国出場は05年を最後に遠ざかっている。
ことしこそ7位以上に入り、全国出場を目指す。筒井監督は「全国を狙えるチームになっている」と話す。清水主将は「近畿では1回戦から強い相手との勝負になる。食らいついていく。一人ひとりが全力を出して悔いのない試合をしたい」と意気込んでいる。
県大会を制したメンバーは次の皆さん。
監督=筒井集▽主将=清水佑真▽選手=本下浩己、辻健人、三井葉理、森浦馨介、柴温人、中谷友也、古山莉久