「失敗と思っていない」　カイロス結果に岸本知事

飛行中断措置を行ったカイロス２号機打ち上げの結果を受け、岸本周平和歌山県知事は県庁で記者会見を開き、「失敗だとは思っていない」とし、「衛星を軌道に乗せるというミッションが達成されなかったという意味では少し残念だが、（ロケットの開発としては）かなり進歩した。きょうは和歌山県にとって記念すべき日になった」と述べた。

会見を前にスペースワン㈱の豊田正和社長から飛行中断の原因究明と対策のための本部を設置したと連絡を受けたといい、「スペースワン社の皆さんのことですから原因究明をして対策を立てられて、３号機の打ち上げを近い将来、楽しみに待っている」と期待を寄せた。

見学者の受け入れ態勢について問題はなかったとし、次回以降も「安全で安心で楽しんでいただけるような受け入れ態勢をしっかりと準備していきたい」と述べた。