青学の若林さんも力走 海南市駅伝で区間トップ

1区を走る若林さん㊥
1区を走る若林さん㊥

第68回海南市駅伝競走大会(市など主催)が13日に開かれ、複合施設・海南ノビノス前をスタート、市民運動場をゴールとする5区間10・4㌔で競った。新春恒例の行事で、小学生や中学生、一般男女合わせて6部門に76チームが参加。先日の箱根駅伝で、青山学院大学の総合優勝2連覇に貢献した同市出身の若林宏樹さんも一般ランナーで出場。自身も出場経験のある同駅伝を市民と共に楽しんだ。

若林さんは、出身校である下津第二中学陸上部の同級生や後輩とチームを組み、「ヒロキーズ」でエントリー。第1区間(2・5㌔)を任され、スタート前には「楽しみながら走りたい」とにっこり。市民と笑顔で交流していた。

神出政巳市長のスタートの合図で一斉に走り出し、ランナーらは沿道の拍手や声援を力に懸命に走り、たすきをつないだ。沿道から「若さまー」「頑張って」などと声援が送られ、若林さんは観客に手を振りながら力走。7分14秒の区間トップで2区のランナーにたすきをつないだ。

ヒロキーズは一般の部で3位となり、若林さんは「楽しかったです。十数年ぶりに走ったコースは懐かしく感慨深い。背も伸びて見える景色がいろんな意味で違った。沿道の応援も多く、非常にありがたかった」と笑顔だった。

応援に駆け付けた同市の70代の女性は「こっちを見て手を振ってくれた。若林くんは地元のヒーローです。都道府県対抗駅伝も楽しんでほしい」と話した。



各部門の優勝チームと記録は次の通り。

《小学生の部》亀川小A=38分59秒《小学生女子の部》日方小=43分16秒《中学生男子の部》海南中A=33分57秒《中学生女子の部》亀川中=40分55秒《一般の部》智弁高=31分43秒《一般女子の部》ろんぐらん女子=51分32秒