大茶わんでの一服も 和歌浦天満宮で初天神

大茶わんで抹茶を飲む児童
大茶わんで抹茶を飲む児童

和歌山市和歌浦西の和歌浦天満宮(小板政規宮司)で25日、祭神・菅原道真公のことし初の縁日である「初天神」が開かれ、毎年恒例の茶会では抹茶が振る舞われた。

和歌山文化協会茶道部(永岡一惠部長)がお点前を披露する茶会では大茶わんで抹茶を回し飲み、春の福に期待をかけるのが名物。

この日は和歌浦小学校5年生10人が訪れ、大茶わんや、普通サイズの茶わんで抹茶を楽しんだ。

木谷梨月さん(11)は「すごく重かった。抹茶は濃くて苦くて大人の味」、湯川紗衣さん(11)は「苦いけど甘いお菓子と合う」と笑顔。

境内には初天神に合わせ、受験合格や学業成就の祈願のため、多くの受験生やその家族が参拝に訪れ、抹茶と茶菓子で一服していた。