子育て支援の充実に WULPが県に寄付金

子育て支援の充実に活用してもらおうと、WULP(ワルプ)まちづくり会議(樫畑直尚会長)は21日、和歌山県に寄付金30万円を贈った。
「ふるさとを大切にしたい」「自分の出身地を応援したい」などの思いを形にする県の制度「ふるさと和歌山応援寄付金」として贈呈した。
同会は1989年から3年間、アメリカの地域づくりを学ぶ事業(和歌山―米国リーダーシッププログラム=WULP)に参加した和歌山青年会議所のメンバーを中心に1992年6月に結成。
国際化に伴う社会の変化や課題を考えるシンポジウムや、内川について考えるシンポジウムなど、和歌山のまちづくりに取り組んでいる。
県庁知事室で開かれた感謝状贈呈式には同会の樫畑会長、中島紀夫副会長、豊田泰史事務局長が出席し、樫畑会長が岸本周平知事に寄付金を手渡した。
岸本周平知事は感謝状を贈り、「子ども食堂のような多世代が集まれるコミュニティづくりなどは重要」と話し「大事に使わせていただきます」と伝えた。
樫畑会長は「次世代の子どもたちのためにお金を使うというのが一番」とし、「子どもたちのためになれば」と贈呈への思いを話した。