熊野古道を写真と絵で 県立図書館で展示

江戸時代と現代の熊野古道の風景や人々の生活を知ってもらおうと、「熊野古道」を世界遺産に登録するプロジェクト準備会は、和歌山市西高松の県立図書館1階展示室で写真と絵のコラボ展示を開いている。12日まで。
同展は5月11日、大阪・関西万博関西パビリオン和歌山ゾーンに出展し、今展はプレイベントとなる。
江戸時代後期に作られた紀州半島の地誌『紀伊国名所図会(ずえ)』から、熊野古道に関する絵に、同市のイラストレーター芝田浩子さんが色付けした図会20枚や、現代の熊野古道の写真などが並ぶ。写真は、海南市の熊野古道写真家・大上敬史さんが、1984年から風景や人々の様子を撮りためたもの。
会場を訪れた泉佐野市の上田奈津子さんは「絵と写真が対応していて、想像しやすくよく分かります」と話した。
月曜休館。午前9時~午後7時(土曜・日曜・祝日は6時)。入場無料。問い合わせは平日午後8時以降で小野田さん(℡090・1585・0423)。
