宝の山で“りんりん”いこうよ！

林業は木を切る仕事だけではない、とお伝えしましたが、業務の内容だけでなく、キャリアによっても変わってきます。

え、キャリアアップなんてあるの？ と思うかもしれませんが、実はあるのです。例えば最初は現場作業を行うフォレストワーカーからスタートし、５年以上たって現場の作業全般ができるようになると、現場管理責任者「フォレストリーダー」の研修が受けられます。さらに１０年以上になると事業体の複数の班を統括する統括現場管理責任者（フォレストマネージャー）を目指す道も。

また森林所有者に対して間伐などの施業の提案を行う専門家、森林施業プランナーになるというのもキャリア形成の道の一つ。現場作業だけでなく、林業にはさまざまな仕事があるのです。そう考えると、一次産業も見え方が変わってくると思いませんか？

６回にわたっての連載も今回が最終回。この連載を通じて何を伝えたかったかというと、ストレートに「林業、意外とおもしろいでしょ？」です。自然の中で体を動かして、山の環境を整える。やりがいもありながら健康的な生活と余暇もしっかりと確保できる仕事って、結構貴重。ストレスフルな現代に、ぜひおすすめしたい職業です。

某パンのアニメの主題歌でおなじみのフレーズ「りんりん」は、勇ましく、心が引き締まるさま。ぜひ、そんな気持ちで「林（りん）」の世界へと足を踏み入れてみませんか？

しかも、私たちの住む和歌山県は資源の宝庫。ぜひとも一緒に「りんりんいこうよ！」

ご相談、いつでもお待ちしております。