地方に負担かからない国政を　高市首相に知事

宮﨑泉和歌山県知事は２１日朝の会見で、この日午後に新首相に指名される見通しとなっていた高市早苗自民党総裁に対して「地方のために、そして地方に負担のかからない国政を進めていただきたい」と期待を込めた。

記者からの質問に対する答えで、新しい総理大臣が決まって国政が前に進むことを歓迎する半面、地方への負担についてはガソリン暫定税率廃止に伴い地方税収の減少が懸念される中、「暫定税率の廃止で地方に行く金が減るようなことは絶対にしないでいただきたい。各知事の意見もしっかり聞いてほしい」との注文もつけた。

一方、自民党と日本維新の会が２０日、連立合意したことについては「維新と一緒になることには驚いた」としながらも、関西広域連合などで一緒に活動する維新代表の吉村洋文大阪府知事に対して「頑張ってほしい」とエール。連立合意書に盛り込まれた衆議院定数「年内１割削減」には「実際に削減するなら、本県や地方に不利にならない定数減をしていただきたい」と述べた。