年賀状いっぱい書いて 郵便局で販売スタート

2026年用お年玉付き年賀はがきが30日、全国で一斉に発売され、和歌山市一番丁の和歌山中央郵便局(内田豊己局長)で販売開始イベントが行われた。
内田局長は「年賀状での年始のあいさつは伝統文化として定着し、毎年多くの方にお買い求めいただいています。幅広いニーズにお応えするために多くの種類をご用意している。魅力いっぱいの年賀はがき、皆さまのご利用をよろしくお願いします」と話した。
県PRキャラクター・きいちゃんと日本郵便キャラクター・ぽすくまも登場。さんた保育園(同市坂田)の年長組33人による鼓笛演奏が行われ、園児たちは「年賀状いっぱい書いてね、いっぱい出してね」と呼びかけた。
2026年年賀はがきの発行枚数は7億5000万枚で、前年より約3億2000万枚減少した。2003年のピーク時には発行枚数が44億枚となったが、以降、徐々に減少。背景にはSNSの普及や郵便料金の値上げがあるという。
お年玉賞品は1等が現金30万円、電子マネー31万円分、2025年発行特殊切手集と現金20万円のいずれか。2等がカタログギフト、3等が切手シートで、くじ抽せん日は来年1月19日。
この日、先着100人にはポスト柄トイレットロールを配布した他、10枚以上購入者にはLED付きボールペンをプレゼントした。
年賀はがきを販売する窓口営業部の職員は「販売枚数は減っているが、人と人とのつながりを大切に、形に残そうとする方にご購入いただいています。その方々が気持ちを伝えるのをお手伝いするのがわれわれの役目。購入いただいたお客様には日頃の感謝を込めて、より良い1年になるよう心を込めて対応させていただきます」と話していた。
年賀状の引き受けは12月15日から。


