銀行装い電話、口座情報盗む 県警が注意呼びかけ
和歌山県内で金融機関をかたった偽電話で、個人情報を聞き出して不正送金する特殊詐欺の手口が増加しており、県警が注意を呼びかけている。
県警サイバー犯罪対策課によると、ボイスフィッシングという手口で、電話に出ると自動音声ガイダンスが流れ、音声に従い番号を押すと、金融機関をかたる者につながる▽メールアドレスを教えるようにと言われ、不正送金のためのフィッシングメールが届き、メールから偽サイトに誘導し、インターネットバンキングのアカウント情報の入力を求められる▽犯人がアカウント情報などを利用し、当該口座から不正送金をする――というもの。
県警は、金融機関をかたる者から連絡があった場合は、金融機関の代表電話番号や問い合わせ窓口に連絡して確認すること、重ねて、メールに記載のリンクにアクセスしないようにとしている。
不審な電話やメールなどには、自身で行動する前に県警が運用する特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル「ちょっと確認電話 フリーダイヤル0120・508(これは)・878(わなや)」で確認することも呼びかけている。


