活気あふれる一年願い 日吉神社に力強い絵馬

絵馬を手に白石さん㊧と中林千馨権祢宜
絵馬を手に白石さん㊧と中林千馨権祢宜

和歌山県紀の川市東国分の日吉神社(中林郁雄宮司)に1日、岩出市の白石佳菜さん(41)が来年の干支(えと)「午」(うま)にちなんだ絵馬を奉納した。

同市のアートスクール「Pixcy」(ピクシィ)で講師を務める白石さんが毎年描く絵馬はことしで10年目。10月から、教室の生徒で海南高校2年の綛田桃愛(かせだももあ)さんと2人で制作。縦60㌢、横90㌢の絵馬に「今まで見たことのないような、遊び心のある絵馬にしたい」と、アクリル絵の具で描いた。

青空の下を颯爽と走る2頭の馬の周りを招き猫、ダルマ、鶴、亀、タイ、小判などたくさんの縁起物が取り巻く様子を生き生きと表現。馬が福を連れて来ている様子をイメージしたという。

白石さんは「たくさんの色を使ってカラフルに描きました。派手な絵馬を見て明るく元気になってほしい」と笑顔。

中林宮司(68)は「すごくエネルギーを感じる絵馬。来年は情熱や強さを象徴する丙午(ひのえうま)の年。エネルギッシュで活気あふれる年になれば」と話している。絵馬は20日から拝殿に掲げられ、一年間、参拝者を見守る。

※中林郁雄さんの郁は有へんに邑。