力強く前進する年に 和工生が神社に絵馬を奉納


和歌山市西浜の和歌山工業高校(畠守彦校長)の産業デザイン科の1年生は2日、来年の干支(えと)「午(うま)」にちなんだ大絵馬を、同市の玉津島神社(和歌浦中)と和歌浦天満宮(和歌浦西)に奉納した。
同校は5年前から絵馬を奉納しており、今回は同科で美術を選択している1年生22人が美術科の山下かおり教諭の指導のもと、約10時間かけて制作した。
奉納式には8人が出席。玉津島神社には、富士山を飛び越えるような躍動感のある馬を描いた絵馬を奉納した。
和歌浦天満宮には大絵馬と小型の絵馬を奉納。大絵馬には、黄色を背景に白馬をデザイン。馬の模様には桜や梅を取り入れ、ハート形の炎で包むように描いた。
大絵馬を制作した寺井萌奈さん(15)は「文字を書くのが細かく、難しかった。ポニーのようなかわいい馬をイメージしました。絵馬を見てくれる人が充実した一年になりますように」と笑顔だった。
同神社の小板政規宮司は「今にも絵馬から馬が降りてきそうな絵馬になっている。午年は前に進む、縁起のいい年。ことしはいろいろあったが、来年は前を向いて進めるような年であってほしい」と話した。
大絵馬は鳥居の右、小型の絵馬は本殿の横に掲げられた。


