紀伊半島の活性化を 県観光大使に小西博之さん

和歌山県は1日、田辺市出身の俳優・小西博之さん(66)を県観光大使に委嘱した。小西さんは「和歌山はそれぞれの地域が自慢できるものを持っている。いろんな所に行って発信していきたい」と意気込みを話した。
小西さんは旧中辺路町に生まれ、県立田辺商業高校(現・神島高)、中京大学を卒業後、芸能界に入った。NHK「中学生日記」、TBS系バラエティー「欽ちゃんの週刊欽曜日」など多くのテレビ番組、ドラマ、映画に出演し、俳優として活躍。2004年に末期の腎臓がんと判明したが、仕事を行えるまで回復した経験から、闘病体験や命の大切さを訴える講演活動、各地の学校での特別授業などの活動も続けている。
12年から「県ふるさと大使」を務めてきたが、県の制度改正で名称が「観光大使」に統一されることになり、改めての委嘱となった。
委嘱式は県庁知事室で行われ、宮﨑泉知事から委嘱状とたすきを受け取った小西さんは、「とてもうれしい。紀伊半島全体の活性化プロジェクトをしていきたいので、三重と奈良にも働きかけてもらい、力を合わせたい。やりたいことは山ほどある。ユーチューブも使って魅力を発進していきたい」と熱く語った。


