福祉施設に正月用の食材 和市青果仲卸業協が贈る

年末年始を迎える障害児者らに新鮮な食材を食べてもらおうと、和歌山市青果仲卸業協同組合(川﨑悟理事長)は18日、野菜や果物、ゼリーなどを和歌山市と海南市の障害福祉施設、児童養護施設14カ所に寄贈した。
同組合青年部のボランティア活動として1984年に始まり、42年連続で行われている。今回は、和歌山市の「わかやま布引だいこん」、有田みかんなど地元特産の食材を含め、ハクサイ、キャベツ、ジャガイモ、タマネギ、リンゴ、バナナなど合計150箱分を寄贈した。
児童養護施設5カ所には同組合から直接配送し、障害福祉関係施設9カ所には県庁を通じて寄贈。同日朝、川﨑理事長はじめ組合員がトラックに食材を積み込んで県庁を訪れ、宮﨑泉知事に目録を手渡した。
宮﨑知事は「42年も寄贈を続けていただき、頭が下がる思い。一品一品も素晴らしい品質のもので、本当にありがたい」と感謝し、川﨑理事長は「組合の歴代の活動を継続しないといけないと思っている。年末やお正月においしい野菜や果物を食べてもらいたい」と話した。
県庁には各施設から受け取りの車が次々と訪れ、組合員や県職員らが食材を仕分けていた。


