創作芝居「道成寺」 市川福之助さん誕生日公演

安珍を演じる市川福之介さん
安珍を演じる市川福之介さん

和歌山県海南市且来の芸道場すわん江戸村で7、8の両日、劇団員の市川福之介さん(34)の誕生日公演が開かれる。創作芝居「道成寺~時戻しの鐘~」と、歌謡舞踊ショー「革命―KAKUMEI―」が楽しめる。

同道場では、劇団員それぞれの誕生日に本人が企画提案した特別公演を行う。今回は、1月14日に誕生日を迎えた福之介さんが脚本や演出などを手がけた。

福之介さんは岐阜県出身。知人の紹介で市川昇次郎師匠と出会い、2013年師匠に弟子入り。「自分が楽しむこと」をモットーに、観客も楽しめる芝居を目指し意欲的に稽古に取り組む。

今回の芝居は、安珍清姫物語の「道成寺」を基に、タイムリープするファンタジー要素を含んだ話。福之介さんの独創的なアレンジが加わった笑いもある作品になっている。

従来の安珍ではなく、自身の美貌を利用して女性を軽く扱う安珍を福之介さんが演じる。清姫との軽はずみな約束が原因で焼き殺される死を経験し、過去に戻る中で人と心から向き合う大切さを学ぶ物語となっている。清姫は春菜美保さん。舞踊で表現する、焼き殺すおどろおどろしい場面は必見。

第2部の舞踊ショーは、歌舞伎でおなじみの京鹿子二人娘道成寺を披露する。
女形の福之介さんと市川昇さんの古典的舞踊が堪能できる。

福之介さんは「自信を持ってお届けできる作品です。お楽しみに」と笑顔。誕生日を迎え「和歌山を題材にした作品を届けたい。健康第一で頑張ります」と意気込む。

1、2部があり各75分で30分の休憩あり。両日、午後6時からの公演のチケットが購入できる。前売り3000円、当日3500円、柿会員は500円引き。チケット購入は劇場すわん江戸村に電話、問い合わせも同(℡073・482・5758)。