児童の安全守り21年 松江パトロール隊17人表彰

感謝状を手に80歳の隊員の皆さんら
感謝状を手に80歳の隊員の皆さんら

和歌山市の松江地区で児童の登下校を見守る「松江地区お帰りパトロール隊」の全体会議が12日、同市松江北の河西コミュニティセンターで行われた。隊員らが出席し、2025年度の1年間にわたる活動を報告。長年貢献した隊員への感謝状贈呈などが行われ、次年度へ向けて決意を新たにした。

同隊は2004年4月に「松江地区の子どもの安全は地域が守る」を合言葉に、隊員250人で発足。現在は388人が、地域や学校、警察、企業と一体になって児童の安全を見守り続けている。

井本正幸隊長(77)は、近年の猛暑や厳しい寒暖差の中での活動に感謝し、隊員の高齢化と人員減少という課題にふれ「2026年から2030年までの5年間をどう乗り切っていくか。具体的な案を協議し、地域で盛り立てていきたい」とあいさつ。

和歌山北署の中岡隆署長は、同署管内における2025年中の小学生の交通事故負傷者数が6人で、前年の12人から半減したことを報告。不審者による声かけ事案が依然として発生している現状を指摘し「子どもたちが安心して暮らせる環境には、地域を熟知している皆さまの協力が必要不可欠」と一層の連携を求めた。

続いて、本年度に80歳を迎える隊員17人の長年の功労をたたえ、中岡署長、松江小学校の川野一郎校長、松江地区連合自治会の井本正幸会長から感謝状が贈られた。

結成当時から21年間活動を続けている前田喜代子さんは「子どもたちが元気に『お帰り』と言ったら『ただいま』と返してくれるのがうれしい。体の続く元気なうちは活動を続けさせていただきます」と笑顔を見せていた。