新会長に池内氏 和歌山県建築士会

 県建築士会の第61回総会が22日、 和歌山ビッグ愛 (和歌山市手平) で開かれ、 役員改選で新会長に池内茂雄㈱淺川組会長が選ばれた。 任期は2年。  

 会員約100人が出席。 同会は平成25年4月から一般社団法人に移行する予定で、 移行に伴う新たな定款や規定が発表された。

 来賓の仁坂吉伸知事は 「昨年は、 台風12号の被災時に応急危険度判定などでお世話になった。 建築士という仕事は立派な建物を後世に残せる夢のある仕事。 できるだけいい仕事をして、 県が美しい地域であるよう頑張って」 と祝辞を述べた。

 池内新会長は「ステータスの高い身に余る立場。皆さんの力を頂きながら、まっとうしていきたい」、6年間会長を務めた中野久生さんは「和歌山の建築士会は、全国でも減少が少ない優秀な会。全国でも誇れる会になるよう頑張ってほしい」と話していた。

 会員数は4月末現在、正・準・賛助会員合わせて約1300人。昨年度の活動実績は、木造住宅耐震診断が前年度比230件増の978件だった。本年度は、家具固定事業など県民減災運動を強化する。 新副会長は次の皆さん(かっこ内は支部名)。

 中西重裕(和歌山市)、仲谷美幸(那賀)、辻本仁至(伊都)、谷口文英(日高)、後和美(田辺)