市民憲章60周年を記念 17年目の夜回り、清掃も

市民憲章碑を囲み、笑顔のメンバー
市民憲章碑を囲み、笑顔のメンバー

夏休みを控え、夜の繁華街などで過ごす子どもたちが増える季節を迎える中、和歌山市内の夜のまちを歩いて見守る有志による活動が、17年目を迎えた。10日には「和歌山市民憲章」の制定60周年を記念して、清掃を兼ねた「夜回り&ごみゼロ活動」として実施。JR和歌山駅西口前に建つ「市民憲章碑」周辺もきれいにした。

2010年に始めた取り組みで、青少年の立ち直りや自立を支援する「和歌山市BBS会」が主催。同会の会長を務める高垣晴夫さんの呼びかけに賛同した仲間が集まり、遅くまで駅前にいる若者に声をかけるなど、目配りに努めている。夜回りは毎月第2・4金曜日の夜に行っており、夏場は特に人の動きが活発になることから、清掃活動も併せて実施。この日は10人が参加した。

市民憲章は、市民の心構えとして五つを示したもの。メンバーの思いにも重なる内容で、清掃コースに記念碑があることから、節目に思いを寄せる機会にしようと企画した。

ぶらくり丁に集合した参加者らは、新内(あろち)を経由して和歌山駅方面へ。道沿いで、たばこの吸い殻、ペットボトル、飲料の紙パック、しぼんだタイヤなどを拾いながら歩いた。市民憲章碑の一角では、石碑を拭いたり、伸びた草を抜いたりし、メンバーは「市民憲章の石碑も喜んでくれてるわ」と笑顔だった。

夏の清掃は3年目という、同市出身で今は岩出市に住む会社員の男性(48)は「地道に活動を続けている方がいると聞き、少しでも力になれればと思った。観光気分で楽しく参加しています」と笑顔。高垣さん(64)は「ごみ拾いを通じて、まちの状況も分かる。それぞれが頑張らないで継続していけるのが一番」とし、「市民憲章にあるように、平和で豊かなまちをつくるため美しい心を育てられれば。ごみ拾いが、その入り口になればいいですね」と話していた。