母校の北高へテント贈る タカショーの松本さん

和歌山市の県立和歌山北高校出身で、ガーデニング関連用品大手の㈱タカショー(海南市南赤坂)に所属するアスリート社員・松本万鈴選手(25)が母校にテントを寄贈した。酷暑が続く中、練習に励む陸上部員への熱中症対策と日頃の練習環境を提供する同校への感謝を込めて贈った。
寄贈したのは同社の「EGプッシュテント」4台と日よけ用シート2枚。約3㍍四方のテントで、12、13人が入れる広さがある。
松本さんは2024年に入社。午前中は本社で総務部の一員として社長秘書業務をこなし、午後から母校の西校舎グラウンド(同市西庄)で走り高跳びの練習を重ねている。業務と競技の両立で大変なこともあるが、職場環境に恵まれていることや社員からの応援が、大きな力になっているという。
寄贈式に先立ち、松本選手は同校女子陸上部の生徒たちとトレーニングやストレッチをするなど、共に汗を流した。寄贈式では同社の取締役専務執行役員の公門浩経営管理本部長が「練習中の休憩などで役立てていただきたい」とあいさつ。松本選手が同部の井端愛萌主将に目録を贈呈した。
松本さんは「卒業後も母校で練習できることに感謝している。後輩たちと会話しながら競技に取り組む時間がモチベーションの向上や頑張る力につながる。前向きに努力する姿勢から刺激を受け、初心を思い出させてもらっている。高校時代は先輩の姿を追いかけて練習に励んでいたため、自身も後輩から目標とされるような背中を見せていきたい」と話した。また、けがのため思うように試合に出られなかったことにふれ、「けがをしたことも、『成長するために必要なことだった』と思えるよう、これからもっと記録を出して、選手として成長していきたい」と意気込みを述べた。


