商業地35年ぶり下落止まる 県内26年地価調査

住宅地の価格上昇率1位となった「和歌山市小松原6丁目5番67」付近
住宅地の価格上昇率1位となった「和歌山市小松原6丁目5番67」付近

和歌山県は15日、県内の基準地213地点の地価調査結果(7月1日時点)を発表した。前年比の平均変動率は、住宅地が36年連続下落の0・5%減(1平方㍍当たりの平均価格3万5300円)で下落幅は縮小。商業地は1991年以来35年ぶりに下落が止まり、横ばい(同8万3700円)となった。和歌山市は住宅地が3年連続、商業地が4年連続の上昇となった。

県内の住宅地は価格上昇地点が14年連続であり、昨年の27地点から24地点(和歌山市12、海南市2、田辺市3、紀の川市1、岩出市2、有田川町1、日高町1、印南町1、上富田町1)に減少。上昇したのは、商業施設、公共施設、医療施設などが近く、生活利便性が良好な地点や、津波被害の心配が小さい高台の地点だった。

商業地は価格上昇地点が5年連続であり、昨年の20地点から18地点(和歌山市13、海南市1、田辺市2、岩出市1、白浜町1)に減った。和歌山市ではJR和歌山駅、南海和歌山市駅の周辺や市中心部、岩出市と田辺市では、主要道路沿いの商業地域で需要が安定している地点が上昇した。

最高価格は、住宅地は「和歌山市吹上4丁目6番10」が14年連続トップの19万8000円(前年から横ばい)。商業地は「同市友田町5丁目50番外」が28年連続トップの46万円(前年比0・9%増)だった。

上昇率が最も大きかったのは、住宅地が「和歌山市小松原6丁目5番67」(9万6500円)の2・7%、商業地が「田辺市宝来町814番2」(7万5000円)の2・7%。下落率が最も大きかったのは、住宅地が「日高川町大字川原河字堂ノ上ミ191番」(7750円)の2・9%、商業地が「串本町串本字中地生1735番91外」(2万8800円)の2・4%となった。

本紙エリア5市町の平均価格は次の通り(住=住宅地、商=商業地、かっこ内は前年比変動率)。

和歌山市=住7万4300円(0・2%増)、商14万2600円(0・7%増)▽海南市=住4万1900円(0・4%減)、商6万200円(0・2%増)▽紀の川市=住2万100円(0・7%減)、商3万2200円(0・5%減)▽岩出市=住3万9700円(0・1%減)、商6万9400円(0・1%増)▽紀美野町=住1万6900円(1・5%減)