全日本拳法で好成績 海南拳友会の小中学生6人

優勝した林さん(前列左)、梶本さん(同右)と3位入賞した坂本さん(後列左端)、水越さん(同2人目)、広瀬さん(同3人目)、通阪さん
優勝した林さん(前列左)、梶本さん(同右)と3位入賞した坂本さん(後列左端)、水越さん(同2人目)、広瀬さん(同3人目)、通阪さん

日本拳法海南拳友会のメンバー6人が、9月27日に大阪市で行われた「第44回全日本拳法少年個人選手権大会」女子の部で好成績を収めた。全国から強豪が集う大舞台で、同会からは優勝2人、3位入賞4人を輩出する快挙となった。

同会には小学生や中学生など約25人が所属しており、和歌山県海南市大野中の海南市総合体育館と同市下津町の下津第二中学校体育館で週2回、稽古に励んでいる。同市だけでなく、有田市や有田川町など遠方からも熱心に通っている生徒もいるという。

同大会への出場権は各都道府県大会優勝者や西日本少年大会の3位以内入賞者に限られる中、同会からは11人がエントリー。過半数の6人が表彰台に立った。

小学6年生の部では、梶本佳歩さんが小学4年生以来となる2度目の全国制覇を達成した。「(小学生最後となる)6年生で頑張ろうと思った」と話す梶本さんは、決勝で鮮やかな面を決めるなど得意の蹴り技を軸に勝ち進んだ。中学校進学後も競技を続け「黒帯を目指したい」と意気込む。

小学3年生の部では、林茉一花さんが見事初優勝を果たした。6年生の梶本さんの活躍に憧れて拳法を始めた林さんは、前年大会での初戦敗退という悔しさを糧に、父親と自宅で毎日練習を重ねてきた。「絶対全国優勝したいという強い気持ちで頑張れた。来年も優勝して2連覇したい」と笑顔を見せた。

また、けがやライバルとの戦いを乗り越え、4人が3位に入賞した。2年連続3位となった小学2年生の広瀬希羽さんは「昨年より順位を上げたかったので悔しかった。来年はライバルに勝って優勝したい」と悔しさを胸に前を向く。直前の骨折を乗り越えて挑んだ小学4年生の水越杏さんは「練習がきついこともあったけど、今まで頑張ってきたから続けられた。来年は決勝にいきたい」と話した。

中学生も激闘を経て成長を見せた。中学1年生の坂本光望さんは準決勝で過去に優勝経験のある攻め手の強い相手と対戦し、惜しくも敗れた。これまでは道場での練習が主だったが、家庭でも自主練習に取り組み始めたという。「努力して次は優勝を目指す」と誓った。大会直前まで足のけがでギプスを装着していたという中学2年生の通阪紗來さんは「中学最後となる来年はラストチャンスなので最高の形で締めくくれるように頑張りたい」と、頂点を見据えた。

指導者の岡﨑光代さん(68)は「ここ2、3年は特に女の子のパワーを感じている。コロナ禍でさまざまな制限がありながらも続けて練習に来てくれた成果が出たのだと思う。日本拳法を通して自分の意思をしっかり言える子どもに育ち、自信につなげてほしい」と温かい眼差しを向けた。

入賞したのは次の皆さん。

【優勝】梶本佳歩(下津小6年)▽林茉一花(藤並小3年)

【3位】通阪紗來(亀川中2年)▽坂本光望(亀川中1年)▽水越杏(亀川小4年)▽広瀬希羽(名草小2年)