ふじと台の駅ビル完成 テナント続々開業へ
和歌山市中の南海和歌山大学前駅に併設する複合商業施設 「エスタシオンふじと台ステーションビル」 が完成し、 今秋にかけて続々とテナントのオープンが予定されている。 東隣には大型ショッピングセンター 「イオンモール和歌山(仮称)」 が平成26年春の開店を計画。 併せて大規模な集客が見込まれ、 新興住宅地 「ふじと台」 の商業ゾーンの中核として今後の発展が期待されている。
事業主の浅井建設㈱(和歌山市北島、 坂本時夫社長)によると、 エスタシオンは西館(2階)と東館(4階)合わせて敷地面積約1万1500平方㍍、 延べ床面積約1万7800平方㍍。 全体にレンガを張った重厚感が特徴で、 古くからの欧州の街並みを思わせる外観となっている。
西館はイベントホールや事務所などを設置。 東館は、 1~2階に食品スーパーが9月にオープン。 1階は携帯電話ショップと銀行ATMがすでに営業し、 カフェ(開業8月)やクリーニング店(同9月)も入居している。 2階には学習塾や音楽教室、 健康がテーマの4階には医院や調剤薬局、 フィットネス施設が入り、 いずれも今秋までにオープンする。
レストラン街となる東館3階は、 広くテナントを募集中。 イオンモール和歌山とブリッジでつながる予定で、 集客が見込まれている。
また、 今後の利用者増に備え、 東館の北側には約280台分の立体駐車場の建設を進めている。
エスタシオンは9月中旬に式典を行い、 グランドオープンを迎える。 設計は㈱日建設計(大阪市中央区)、㈱ディ・ブレイン研究所(同)、 監理は㈱バウ建築企画設計事務所(和歌山市手平)、 施工は㈱淺川組(同市小松原通)。