六十谷橋下に巨木出現 ドライバーびっくり
和歌山市の六十谷橋下の河川敷に、 高さ約7㍍、 幹周り約12㍍、 重さが推定約40㌧の巨大流木が紀の川から引き上げられ、 堤防を走るドライバーの目を引いている。
和歌山河川国道事務所によると、 流木は神代楠(ジンダイクス)とみられ、 昨年の台風12号の後、 紀の川で上部のみが水面から出ている状態で発見されていた。 3日にクレーンを使って引き上げ作業を実施。 当初想定していたよりはるかに大きい流木だったため、 引き上げるまでに一日を費やしたという。
流木は簡単に移動させることができず現在は引き上げた場所に置いているが、 今後は一般の人にも見てもらうために対岸にある 「水ときらめき紀の川館」 での展示を考えているという。
市民の間でも「どこかの御神木ではないか」と話題だ。 同事務所は「これだけ大きい流木を引き上げたのは初めてだった。 驚いた」 と話している。