県に国・県道の早期改修を要望 海南市など
海南市と紀美野町を通る国道370号海南紀美野間、 同市と有田川町を結ぶ県道海南金屋線、 国道424号海南有田川間の改修へ22日、 各市町関係者でつくる協議会が県に対して事業の進展を要望した。 道幅が狭く対向困難な未改修の区間が残る3路線。 地域活性化や防災面での重要性を訴えた。
3協議会会長の神出政巳海南市長、 国道370号海南紀美野間副会長の寺本光嘉紀美野町長、 県道海南金屋線と国道424号海南有田川間副会長の中山正隆有田川町長はじめ、 地元選出県議、 各市町の議会、 地元関係者ら合わせて約30人が県庁を訪問。 県土整備部の尾花正啓部長らにそれぞれ要望書を提出した。
神出市長は 「私たちの地域を結ぶ3路線は県下の主要道路網であり、 地域の活性化、 災害時においては重要な使命を担う。 地域の基盤整備を進めるため促進に一丸で取り組んでいく。 さらなる事業の進捗 (しんちょく) にご尽力いただきたい」 と要望。 尾花部長は 「国からの予算は少なくなっていますが、 継続して改修事業を続けていきたい」 と回答した。
海南市と紀美野町関係では、 国道370号は紀美野町小西―毛原中間、 大角―赤木間、 小畑―動木間、 海南市阪井バイパス、 重根拡幅、 県道海南金屋線は海南市別所地内、 国道424号は海南市内別院―下津野・七山間、 木津バイパス、 上谷地内の全面または一部が未改修 (工事中含む)。 住民生活や産業発展に支障を来しており、 早期拡幅が求められている。