県内外の業者にPR わかやま産品商談会
県内の特産品を、県内外の仕入れ業者にPRする「わかやま産品商談会in和歌山」が28日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれ、県内の食品製造業や食品加工会社など68社が出展。自社の商品やパンフレットなどを準備し、来場したスーパーや百貨店などの仕入れ業者約300人にアピールした。
会場には、地元の食材を使った梅やジャバラの加工品や、地酒、菓子などのブースが並んだ。商品紹介の他、県産食材を使った料理の試食もあり、仕入れ業者らは、各出展企業のブースを回って、食べ方や製造方法などを熱心に質問していた。
愛知県から訪れた仕入れ業者は「地元のスーパーで開くフェアの商品を探しに来た。健康を意識した商品など、目新しい物があれば声を掛けて商談に進みたい」と品定めをしていた。
初回から出展しているかつらぎ町の㈱大覚総本舗の角濱昭社長(64)は「出会いのチャンス。無添加と日持ちすること、健康志向を主にPRしている。(商談会は)京阪神を中心に毎年2、3社は商談が成立している」と話していた。
商談の場を提供することで、県産品の販路開拓を支援しようと、ことしで9回目を迎える。県やわかやま産業振興財団、日本政策金融公庫が主催している。