神出市長が職員逮捕で説明 市議会開会

 海南市議会9月定例会は6日開会。神出政巳市長が冒頭のあいさつで、去る8月31日に痴漢容疑で逮捕された市消防職員について説明し、「事実であれば誠に遺憾」と述べた。

 海南消防署の男性消防士長(37)が8月30日にJR阪和線の電車内で女性の体を触った疑いで大阪府警泉南署に逮捕された件。9月1日に容疑を否認したまま釈放されていると説明し、「詳細については現在捜査途中で把握できていないが容疑が事実であれば遺憾であり、厳正に対処する。今一度綱紀粛正を徹底、職員一同えりを正して職務に当たり、市民の皆さまの信頼回復に全力で努めていきたい」とした。

 今回公表された「南海トラフの巨大地震による津波高・浸水域等及び被害想定」にもふれ、「訓練やハード面の津波から逃げ切る対策をより一層強化、充実させるとともに地域防災計画やハザードマップの見直しといったさまざまな対策を講じていきたい」と力を込めた。同市では震度7の揺れ、最大8㍍の津波が想定されている。

 この他、定例会では各特別委員会の委員長報告や提出議案の説明が行われた。