投票率アップへ両候補声からす 岩出市長選
岩出市長選(30日投開票)に立候補している、届け出順に新人の尾和弘一候補(65)=無所属=と現職、中芝正幸候補(69)=同、民主・自民・公明・社民推薦=が投票率アップへ声をからしている。平成8年の町長選が69・04%だったのに対し、4年前の前回(20年)は46・98%と5割を割っており、今回も市民の関心の低さを心配する声が上がっている。
後ろ盾のない尾和候補は投票率アップが鍵となり、各種団体の支持・推薦を受ける中芝候補も圧勝ムードが漂う中、投票の棄権を防ごうと精力的に奔走している。今回の投票率について尾和陣営は「45%前後」、中芝陣営は「全く見込みが立たない」といい、ともに50%は目指すとしている。
24日、尾和候補は根来の事務所近くの駐車場前で朝立ちを行い、選挙カーで市役所前、西国分を回り吉田で街頭演説。その後、自転車で桜台の有権者とふれあった。陣営幹部は「選挙に対する関心は低い。これらの有権者を草の根運動で取り込む」と言う。
同日、中芝候補は高瀬の事務所前で朝立ちし、企業の朝礼を訪問してあいさつ。その後、市内全域約10カ所で街頭演説を行った。27、28日の夜は岩出や山崎などの公民館で演説会を開く。陣営幹部は「短期決戦だがやるべきことはやっておく」と話す。
選挙人名簿登録者数は9月2日現在4万1281人。期日前投票者は24日現在225人。