岩出二中の椎﨑さん 卓球で岐阜国体出場

 30日から岐阜県で行われる第67回国民体育大会卓球競技の少年女子の部に、岩出第二中学校3年生の椎﨑楓花さん(14)が県の団体代表として出場する。中学生にして高校3年生までが対象となる同部の代表の座を勝ち取り、周囲の期待も膨らんでいる。

 椎﨑さんはことし6月に開かれた中学3年生~高校3年生が出場できる県予選会で準決勝に駒を進めると、上位4人で競うリーグ戦で見事に優勝。8月の近畿ブロック大会では2府4県によるリーグ戦で3位となり、本戦出場を決めた。

 椎﨑さんは本戦を数日後に控え、近畿ブロック予選などで浮き彫りになった課題の克服に取り組んでいる。予選では他府県のトップレベルの選手のプレーを肌で感じ、「球の威力や回転が全然違った」と高校生の質の高いプレーに圧倒されたという。試合では精神面で消極的になってしまったため、本戦では「積極的に攻撃を仕掛けて強気のプレーを心掛ける」と話す。また遠征で各地に出向き、大学生や他県の代表と試合を行うなど、本戦に向けて準備を進めている。

 椎﨑さんは「最後まで諦めず、チームの勝利に貢献したい」と意気込んでいる。

 選手らは28日に岐阜県へ出発する。県は同部の1次リーグで高知県、東京都、大分県と対戦。上位1チームが決勝トーナメントに出場する。