下津の横田選手V 全・日本拳法総合選手権
2012全・日本拳法総合選手権大会の第30回少年個人選手権が、 このほど大阪市中央体育館で開かれ、 小学2年女子の部で下津拳友会の横田杏選手が初優勝を飾った。 小学1年から中学3年まで男女18部門でトーナメント戦が行われ、 前回準優勝で涙をのんだ横田選手は、 決勝で野村麻央選手(大阪)を2―0で破り、 雪辱を果たした。 同拳友会からは小学6年男子で上田稜也選手、 海南支部では同1年男子で千原善選手、 同4年女子で﨑茉緒選手がともに3位と健闘した。
大会には、 全国から将来有望な少年拳士たちが集合した。 2本先取で行われた試合では、 元気いっぱいだった小学生の低学年に対し、 高学年や中学生では、 成長度を示すように技の切れやスピードを生かした迫力あふれる対戦が続出した。
突き蹴りが得意という横田選手は、 初戦から果敢に攻撃を仕掛け、 決勝でも面突き、 突き蹴りを繰り出し快勝した。
待望の優勝トロフィーを手に横田選手は 「去年はちょっぴり悔しかったけど、 ことしは優勝できてうれしい。 これからも頑張って連続優勝を目指す」 とほほ笑んだ。
初出場で3位入賞を果たした千原選手は 「最初で負けると思っていたけど、 面が決まって勝てた。 2回戦も調子よく、 勝てると思った3回戦で負けた。 来年は絶対勝って1位になる」 と意欲を見せた。
初の3位を獲得した﨑選手は 「準決勝で敗れたのは悔しかったけど、 初めて入賞トロフィーがもらえて、 良かった」 と入賞の喜びをかみしめた。
小学生としては最後の選手権に臨んだ上田選手は 「優勝を目標に、 初戦から得意の面突きもうまく決まり、 勝ち進めたが、 準決勝で敗れた。 今度は中学生の部でリベンジしたい」 と気を引き締めた。