女子は紀伊が2年ぶりV 和歌山市中学総体秋季バレー
第65回和歌山市中学校総合体育大会秋季大会・バレーボール競技の部が7日、河北中体育館で開かれ、男子は明和が7連覇、女子は紀伊が2年ぶり2回目の優勝を飾った。男子はリーグ後半戦が行われ、8強が激突した女子の決勝では、紀伊がエース平田を軸に主将の実宝や1年生の佐藤、小垣を加えた多彩な攻撃陣が、司令塔仮屋のトスに力強いスパイクをさく裂。明和に反撃の隙を与えず、セットカウント2―0で圧勝した。男子の明和はわずか7人で臨み、4戦全てをストレートで制し、平成18年度からの連続優勝記録を更新した。
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◇女子決勝
紀伊2(25―5、25―14)0明和
大会は男子が5校のリーグ戦、女子は19校のトーナメント戦で実施され、9月29日に男子のリーグ前半戦と女子の1、2回戦を修了。30日の後半戦が台風17号の接近により1週間延期となり、7日に熱戦が再開された。 女子決勝は、初戦から抜群の強さで勝ち上がってきた紀伊と、準決勝で紀之川をフルセットの末、終盤の大逆転で下した明和が対戦した。開始早々、平田のスパイク、小垣のサービスエースなどで連続10得点を挙げ、主導権を握った紀伊は、仮屋の安定したトスに、宮本や佐藤も左右から果敢な攻撃を見せ、第1セットを失点わずか5で先取した。
第2セットに入っても紀伊の勢いは止まらず、実宝や馬場の強打、平田のフェイントなど相手コートの弱点を突く緩急をつけ攻撃で、着実に得点を重ねた。中盤から明和も主将の髙木や1年生の谷のスパイクで粘りを見せたが、要所でミスが相次ぎ、紀伊が25―14で連取した。
リーグ戦となった男子では連覇を狙う明和と、雪辱に燃える河北の対戦が注目されたが、堀口監督の下、試合巧者の明和が第1セットを25―10で奪い、第2セットでは、河北を追い上げを振り切り25―20で逃げ切った。 女子の決勝に進出した紀伊と明和、男子は優勝の明和、準優勝の河北の他、開智、高積、東が11月10、11日に県立橋本体育館を主会場とする県大会に出場する。
男子・明和の福田主将は「この大会はチーム一丸となって戦えました。この勢いで県大会も必ず優勝します」と闘志があふれた。女子・紀伊の実宝主将は「攻守にわたって、よかった。県大会でももちろん優勝を目指します」と誓った。優勝、準優勝メンバーは次の皆さん。
《明和男子》監督=堀口泰均▽主将=福田敦士▽選手=吉田有輝、西川大輔、山本佑稀斗、佐口綾治、北橋明日登、寺田倭
《河北男子》監督=中谷元城▽主将=宇治田陸▽選手=立花瑞樹、飯田也真大、田村龍宝、坂本侑輝、崎中康平、坂下啓斗、竹中晴、松本零央
《紀伊女子》監督=山崎満里恵▽主将=実宝千遥▽選手=小嶋莉央、宮本早千香、平田菜月、馬場麻友夏、大浦梨佳、辻山ちなつ、仮屋友紀子、佐々木美友、佐藤理子、小垣優希乃、前果音、森脇千景、小林美嬉、西葉月
《明和女子》監督=滝吉博美▽主将=髙木季子▽選手=奥田結茄、瀧唯花、瀧口真生、橋爪梓、影裡成葉、木野汐莉、吉川あゆ、谷美波、木山さくら、井上楓