小学生はイーグルス2連覇 BL関西秋季和歌山県予選 

 日本少年野球連盟ボーイズリーグ第42回関西秋季大会県支部予選の小学生の部代表決定戦が、 このほど御坊市総合運動公園野球場で行われ、 和歌山イーグルスが14安打毎回得点の猛攻で、 御坊ジュニアタイガースを15―2で破り2連覇を達成した。 初回に無死満塁から山田の右犠飛で先制したイーグルスは、 2回に田尻の3点本塁打を含む7連打、 4回にも4連打と集中打で圧勝した。 イーグルスは中学生の部を制した日高マリナーズ、 準優勝の生石フレンドとともに、 20日に開幕する本大会(淡路島佐野球場、 久宝寺球場他)に出場する。しんぽう写真館はこちらから

◇代表決定戦

TEAM 1 2 3 4
和歌山イーグルス 15
御坊Jタイガース

(4回コールド)

 6月の選手権県予選では、 御坊に序盤苦戦したイーグルスだが、 今回は初回、 先頭の山崎が四球、 前谷の送りバントが安打となり、 続く山縣も四球を選び無死満塁とした。 絶好の好機に主砲山田は、 確実に右翼へ犠飛を放ち先制点を挙げた。 なおも田尻の右前適時打で1点、 1死2、 3塁から森岡のスクイズで1点。 送球の間に2塁から田尻が本塁へ好走。 捕手の落球を見逃さず巧みなベースタッチで4点目を奪った。  勢いに乗るイーグルスは2回にも、 前谷の左越え3塁打、 田尻の右翼線を抜く3点本塁打など7連打で7点を加え、 大きくリードを広げた。 3回には2死2塁から山縣の中越え3塁打で1点を加え、 4回は田尻の全打席安打となる左中間を抜く3塁打をきっかけに早稲田、 和田、 坂本と4連打が飛び出し2点を加えた。 3点目は1死2、 3塁から表の投前にスクイズで決めるなど、 猛打の中にも確実に得点を目指すイーグルス打線の緻密さが光った。

 守りでは御坊に、 初回1死1、 3塁とされたが、 エース森岡が踏ん張り、 後の2人を内野ゴロに打ち取り得点を与えなかった。 3回にやや制球を乱し2死球に内野の失策も絡み2点を失ったが、 救援した坂本が無安打の力投で、 反撃を許さなかった。

 イーグルスの中谷監督は 「よく打ったというのが印象的だが、 打撃、 走塁に比べて守り、 投手力に不安がある。 気を引き締め選手それぞれの課題を克服して、 関西大会ではベスト4を目指す」 とした。 森岡主将は 「大差で勝てて良かった。 チームの守備、 自分のコントロールを鍛え直して関西大会に挑みたい」 と意欲を見せた。

 《和歌山イーグルス》代表=北村幸三▽監督=中谷孝志▽主将=森岡星音▽選手=山縣力斗、前谷風希、田尻和輝、山崎太雅、和田孝生、高井翔馬、澤田和樹、早稲田光翼、山田佳吾、坂部楽世、坂本龍紀、井上駿佑、増田翔麻、打越壮真、表侑紀、田村兼剛、佐竹秀斗、島崎柊大、玉置梨央花、中南宇翔、坂部大翔、梶谷恒太、玉置海翔、島崎希隆、小西隼翔