海南の田中さんに厚労相表彰 食品衛生普及に貢献

 食品や生活衛生の向上に貢献した人をたたえる本年度厚生労働大臣表彰の受賞者が決まり、 本紙エリアから食品衛生功労者に海南市沖野々の飲食店 「四季料理・串揚げ 『たなか屋』」を経営する田中秀夫さん (65) が選ばれた。 26日、 東京の明治座で表彰式が行われる。

 田中さんは同店の4代目。 平成7年に県食品衛生協会海南海草支部の理事となり、 8年から県協会の指導員、 17年5月から支部の副会長と指導員部会長、 同7月から県協会の理事を務めている。

 食中毒予防へ手洗いの徹底やペーパータオルの設置指導といった食品衛生の普及、 向上に尽力。 食品事業者の後継者が少なくなる中、 後進の育成にも努めており、 業界発展への功績が認められた。

 受賞に 「協力してくださる会員や指導員ら周囲の皆さんのおかげ」 とにっこり。 「これからも衛生を徹底していきたい」 と話している。