いい店知ってるで 「和歌山ラーメンタクシー」開始
「和歌山ラーメン」 に詳しいタクシードライバーが、客の要望に合ったラーメン店を案内する「和歌山ラーメンタクシー」が10月31日、和歌山市で運行開始した。 市内約1000台のタクシーのうち、約90台がラーメンタクシーとして運行。 赤いステッカーが目印で、市の新たな観光の目玉として期待がかかる。
ドライバーは、 市が県タクシー協会(岩橋正典会長)に加盟する約30社と県個人タクシー協同組合(和田俊夫理事長)から募集。 応募があった111人の中から、 ラーメンの知識に関するテストなどを経て93人を選出し、 接客などの研修を行った。
ラーメンタクシーには目印として、 ドアに 「和歌山ラーメンタクシー」 と書いた赤い認定ステッカーが貼られている。
この日は和歌山城の西の丸広場で認定式と出発式が行われ、 16台のラーメンタクシーが一斉に街へと繰り出した。
認定を受けたドライバーの石橋順一さん(58)は、「和歌山ラーメンに誇りを持って、 お客さまに合った店を案内し、『また和歌山に来よう』 と思っていただけたら」、 岩橋会長は「観光客を、いかに快くおもてなしできるか。 また来県したいと感じてもらえるように取り組んでいきたい」と話していた。
今後はポスターやチラシを南海和歌山市駅、 JR和歌山駅、 和歌山城の観光案内所、 宿泊施設などに配布してPRしていく。